荒川アンダーザブリッジを見て思うことがいくつかあった。
内容
荒川アンダー ザ ブリッジ VOL.1【数量限定生産版】 [Blu-ray]
荒川アンダーザブリッジはアニメとしては、主役が坂本真綾ってところだけで十分に見るには値するものですしキャラクターごとのギャグの要素は極端に斬新であったり面白いというものでは無いものの、13話もみているといくつかはそれなりに面白いところもあったりする。ストーリー展開的な部分では不完全燃焼な感じは否めないものの、それなりに面白い。
ただこの程度の水準の内容でアニメ化されるという点で考えると、ちょっと変な感じがいなめない。
荒川アンダーザブリッジの原作はヤングガンガンとなっているらしいが
最近ガンガン等の月刊誌は読んでいないのでわからんのですが、内容の薄さが際立つ。
河川敷にすんでいるということ(一般的にはホームレスということになる)ということをテーマにしていること。
まず主人公が金にも住む場所にも仕事にも困っていないものの、河川敷に住み始めるという点。この時点でおかしな展開ではあるもののその暮らしぶりも実に豪勢なものである。
他のキャラクターもホームレスであるというような描き方はされていない。ただ河川敷に住んでいるという描き刀だけで、実際の家が存在していないかどうかは触れていない。
ただ劇中で描かれているように風呂はないのでドラム缶風呂に入ってはいるようですがトイレのシーンは無いのでその点はなぞではある。
wikiによると
2001年、「海里の陶」で『月刊ガンガンWING』(スクウェア・エニックス)11月号にてデビュー。同誌にて『中村工房』を2003年まで連載。当時はまだ高校生だった。
2004年より『荒川アンダー ザ ブリッジ』を『ヤングガンガン』(スクウェア・エニックス)で連載中。同作品はアニメ化もされた。
また、2006年より『聖☆おにいさん』を『モーニング2』(講談社)にて連載中。2009年に同作品で手塚治虫文化賞短編賞を受賞した。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E6%9D%91%E5%85%89_%28%E6%BC%AB%E7%94%BB%E5%AE%B6%29
となっているが、なんというか、
荒川アンダー ザ ブリッジのストーリーを見ただけでは内容は物凄く薄いしテーマも無いわけで弱い。
この人は河川敷で暮らしたことがあるのだろうか?
視点についてどう考えているのだろうか?
ホームレス的な事を扱う上で、社会的な要素としてどう考えているのだろうか?
ちょっといまいちな気がしてならないのですよ・・・。むしろ原作者が高卒後、就職先にあぶれて頼れる当ても無く、河川敷でくらしてましたよとかいうバックボーンがあったりするのならまだしも・・・。
上記の事ことについてこの作者がどう考えているのかが疑問に思ってしまった。
単純にギャグ漫画という要素で考えたのであれば、この荒川アンダーザブリッジの内容はくだらない。この程度の内容でアニメ化される今の世の中のクオリティーだとか需要の程度の低さに失望した作品だった。
アニメという要素で幾分か楽しめる要素があるようにしか見て取れなかった。
原作は絶対に見ないと思う。
この程度の作品がアニメ化というのはよっぽど出版社からの働きかけが強かったのだろうか?
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