世界は死で溢れている。そんな当たり前のことを思い出したのは、あの日、高校で四人の女の子から告白されたときなのかな。死神の少女の話では「僕のために、百人が殺される」らしい。とりあえず、何をしようか。
内容
内容
撲殺、刺殺、斬殺、毒殺、薬殺、銃殺、絞殺、殴殺…数えあげたら、キリが無いほどに人が人を殺す方法は存在する。この世界は死であふれている。でもそれは僕の知る世界とは違うセカイの話。そう思っていた…。「好きです」「好きだよ」「好きだって」「好きなの」四人の女の子に告白された、あの日からすべてが変わってしまった。突如、現れた死神の少女モルは告げる。「僕のために、百人が殺される」って。そんなことを言われても高校生の僕に出来ることなんて、とりあえず女の子たちに何て返事をするか考えることぐらいじゃないのかな。ファンタジア文庫、最大の問題作登場。 消えちゃえばいいのに (富士見ファンタジア文庫)
著者略歴
(「BOOK著者紹介情報」より)
ライトノベル作家。漫画原作、脚本、ゲームシナリオ等も多く手がける。東京出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 消えちゃえばいいのに (富士見ファンタジア文庫)
レビュー
消えちゃえばいいのに (富士見ファンタジア文庫)内容紹介にもある通り、ある日、主人公は4人の同級生に立て続けに告白されます。
そして、突然現れた死神は、人の名前がびっしり書かれている紙を主人公に渡し、「その百人が殺されるんだよ!君のために!」と告げます。
そこからはもうひたすら人が死にます。町の人間があらゆる方法で殺されます。
主人公が関わった人々が次々と、あるカフェの店員は主人公から注文を何度か受けたというささいな関わりで殺されます。
その描写はなかなかグロいものもあり、僕は半分くらい読んだところで一度本を置きました。
他の方もレビューに書いていますが、気分が落ち込んでいる方や低年齢の方は読まない方がいいと思います。
狂おしいほど人を愛するということを突き詰めた作品ではないでしょうか。
消えちゃえばいいのに (富士見ファンタジア文庫)気持ちを「真っ白」にしないと、読むのが少々キツイかもしれませんね。
グロい描写が結構ありますので。
あと、若干ミステリー要素がありますが、ミステリーではありません。
気持ちが鬱状態の方は読むのを避けたほうが良いかも。
読む人を選びますね。
というわけで☆3つとさせていただきました。
こういう作風のラノベを読んだ後はほのぼの系の話が懐かしくなりますなー。ファンタジア文庫からこんな作品が出るとは思いませんでした。
どんな内容やねん・・・・・・・。気にはなる。

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