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高速レシプロ機エトピリカの操縦桿を握りながらカール・シュニッツは目を懲らした。
大空の彼方に見えたのは、眩いほどに輝く一対の翼。鱗粉のように撒き散らされる光の礫。
それは、未だ人類が到達できない領域の存在――虹龍の雄姿 ...